
これまでさまざまな角度から「三洋ビル管理」という会社についてお届けしてきたこのコラム。今年も春を迎え、新卒採用・中途採用により入社された方々にとって、さまざまな1年を過ごして来たことと思う。
そこで今回は、それぞれの部署に配属された4名の方にお越しいただき、「入社のきっかけ」や「入社後の会社に対する感想」、「入社してみてのギャップ」などを率直に伺ってみたいと思う。
【出席者】
佐藤里美 (総務・人事)
大野貴弘 (ビルエンジニア)
山川達也 (マンション巡回点検)
津村颯人 (清掃スタッフ管理)
目次
まずは採用業務を担当する、
1年目の佐藤さんに直撃!
── 佐藤さんは、入社後の配属が採用担当とのこと。まずは自己紹介を兼ねて、入社までの経緯と現在をお訊かせください。
佐藤 私は去年(2024年)の春に中途採用で入社しました。それまでは東京の会社に勤務し、人事の部署にもいました。とても充実した時間ではありましたが、私個人の事情もあって地元・九州に戻ろうと転職活動をしたんです。
── 地元で転職する際、「三洋ビル管理」の決め手となったのはなんですか?
佐藤 正直なところ、勤務地が「福岡」であり「転勤がない」という条件は私にとって重要なポイントでした。
── 「旅行業界からビルメンテナンス業界」というまったく別の分野でのギャップはいかがでしたか?
佐藤 業界の違いに戸惑うことはありませんでしたが、前職の経験を活かせるようにと人事に配属してもらったことで気づけたことがありました。
それは私自身、前職ではキャリア的なところで悩んだことがあったんです。でも三洋ビル管理で人事の採用業務を担当させてもらったことで、これまでは気づくことができなかった「働くことの本質」が理解できた気がするんです。
── それは自己成長につながる良いきっかけになりましたね!また「三洋ビル管理」に対する印象や入社後のギャップはいかがですか?
佐藤 入社前と入社後のギャップというのはまったくありませんね。むしろ、入社してみていい意味で驚いたのが、上司との距離が近く、肩書(◯◯部長など)ではなく役員にも「さん」で呼ぶなんて!と思いました(笑)。そんなところも含めてすごく働きやすいです。
── 現在、三洋ビル管理の採用担当として、どんな仕事に携わっていますか?
佐藤 今年新卒で入社された方たちに、説明会やメール対応などの業務をはじめ、内定者のサポートなども行ってきました。
前職の仕事でも人事に配属されていたとはいえ、移動などに伴う事務方の仕事が主だったので、採用の仕事は初めて。なので、ここに同席している大塚正太さんに一から教わっています。
── 大塚さんもまだお若いのに、採用業務をずっとやってこられた“ベテラン”ですよね! 姿勢など学べたと思うことはありますか?
(大塚さん、佐藤さん、顔を見合わせて笑い合いながら)
佐藤 大塚さんには本当に頼り切っています! 会社のことなど本当によくご存知なので。大塚さんを見ていて思ったのですが、採用担当はやはり「会社の顔」になりますし、会社のことをもっと理解し、良いところをしっかり伝えられるようになりたいと思いました。意識の面が変わったことが、この会社に入って大きく違うと思います。
では、人事・佐藤さんを中心に、
各部署の3人から“本音”を引き出して
── それでは佐藤さん、今度はインタビュアーになって去年・一昨年に入社した仲間たちに、会社のこと、仕事内容のこと、イメージと違ったことなどを聞き出してみてください!
佐藤 はい、じゃあ〜まず、新卒採用で入社した大野さん! 1年経ったけど学生から社会人になってみてどうだった?
大野 「会社」という印象とは、いい意味で違っていました!
私のいるフロアは和気あいあいとしていて、まるで学校の延長線のような感じで気軽にコミュニケーションがとれますね。もちろん上司の方には敬意をもって接しますが、堅苦しいことは一切なく、フレンドリーな空気を作ってくれるので働きやすいです!
佐藤 気軽に働けるってすごくいい! じゃあ、大野さんはビルエンジニアの仕事だけど、「大変なこと3つ」を発表してみてください(笑)
大野 これ、本音で話しちゃっていいんでしたよね(笑)!?
── もちろんです(笑)! ぜひ聞かせてください
大野 3位 時間が変則的なので、土日や深夜早朝勤務があること!
2位 貯水槽清掃!
1位 辞めてしまう人がいるとしわ寄せがくる!
── しわ寄せがくる、というと?
大野 ビルエンジニアはスタッフ別で担当物件を持ってるんですが、辞められる方が出ると担当が再度割り振られるんです。その時に自分に割り振られちゃって、自分まだ新人だよ!?って心の中で思いましたね(笑)
佐藤 早速頼りにされてるんでしょうね(笑)では最後に、どんな人だったらビルエンジに向いている?
大野 正直しんどいこともある業務だと思います。でも「それも将来のための経験だ」と思えるガッツのある人が向いていると思います。さらに、将来のことを見据えて、若いうちに資格の勉強などに時間が使える人。
か、「とりあえずやっとくか!」みたいな後先考えない性格のどっちかか、かな〜(笑)
佐藤 両極端……(笑)。大野さんは、資格の勉強はしていますか?
大野 しています! 作業の合間合間など、本当に少しの時間を見つけてはやるようにしています。
続いては「2年前の新卒」で入社。
この中では“先輩”の意見はどうだろう
── では、この春で入社3年目となる津村さん! 今の部署はCS事業部ということですけど、部署の雰囲気などはいかがですか?
津村 佐藤さん、大野さん同様、うちの部署もすごく風通しがいいですし、人間関係はいいですね。いい意味でしっかり気を使い合える仲間なので、自然と声を掛け合ったり、サポートし合えたりしています。誰に「そうしろ」と言われたわけではないんですが、この部署の良き慣習なんだと思いますね。
佐藤 それは仕事しやすそう! 新卒で入社して2年が経ちましたが、この会社に就職を決めた理由はなんですか?
津村 就活の時、営業系で人と関わる仕事がしたいと思って探していました。その中で受かったのが3社あり、三洋ビル管理に決めました。とはいえ、「絶対ここ!」という強い思い入れがあったわけではないような感じでした。
佐藤 入社してみて、その就活の時の希望は叶えられてる?
津村 仕事内容は、就活の時の説明通りでギャップはありませんでしたね。ただ、「スタッフと接する仕事」と思って入社してみたのですが、話すことができればOKというわけではなく、苦労することもあります。なので3回ぐらいメンタルが凹んだことも正直あります……。
佐藤 ということは、人とコミュニケーションをとることに抵抗がない人が大前提?
津村 そうですね〜。毎回同じ内容・同じ話ということはないですし、スタッフに合わせて「この人はこういう人だからこういう接し方を」など臨機応変に対応できる人が向いていると思いますね。
佐藤 日々違う人と関わるから、そういう気苦労もつきものなんでしょうね。
津村 中途採用の方なら社会経験があると思うんですが、新卒で入ると年配の方との接し方が難しいと感じます。スタッフを管理する立場ですけど、偉そうにならないようにしないといけないですし、かといって自信なさそうな感じもいけない。
また、技能実習生の方が多く来てくれているんですが、なかなか日本語が通じない人もいますので、管理が難しいとも感じます。
でも、年齢や経験によって上手に接することができるようになってくると思いますので、これも日々勉強ですね!
佐藤 資格の勉強もされていましたよね?
津村 清掃に関わること特殊な施設の清掃もありますので、「このフロアにはこの洗剤を」など、しっかり知識量を持っていきたいですね!
最後は中途採用の2年目。
マンション巡回点検の仕事は?
── お待たせしました山川さん! 去年の2月に中途採用で入社し、マンション巡回点検の部署に配属されて丸1年が経ちましたが、転職の経緯などからお訊かせください。
山川 大学が岡山だったので岡山で就職先を決めました。新卒採用で携帯会社に就職し営業をやっていましたが、コロナ禍で思うように仕事ができない時期を経験。その時にやっぱり地元の福岡に帰ろうと気持ちが変わったんです。営業は経験したけど、心機一転、それ以外の仕事にも挑戦してみたいと思って。
佐藤 入社前に思い描いていたイメージとの違いはありましたか?
山川 会社に対するギャップはありませんでしたね。ただ業務内容のギャップでいえば「マンションの巡回点検って、外観を見て回るんだろう」と思っていたんですが、「それだけじゃなかった!」ぐらいです(笑)
佐藤 じゃあ、大野さん同様「仕事で大変なこと」をお訊かせください!
山川 月によって大変さが変わるんですけど……2ヶ月に1回とか3ヶ月に1回、全部の業務がかぶる時期があるんですよ。その時はもう仕事に追われて大変ですね〜。
でも、上司には恵まれていると感じます。キャパオーバーにならないように考えてくれるのが非常にありがたいです。
佐藤 山川さんの部署も人間関係が素晴らしいですね! 今の仕事について良かったと思えることはなんですか?
山川 マンションの点検に行くので、マンションという建物のことがわかってきました。自分自身もマンション住まいなので、部屋につながっている設備がどうなっているかもわかりますし、水漏れやドアの固定が悪いなどの不具合があっても、業者を呼ぶことなく自分で直せるようになりました(笑)
佐藤 それ最高! ちなみに資格の勉強などは?
山川 5月に電気工事士の資格を受けるべく勉強中です!
佐藤 ありがとうございました、ぜひがんばってください!
今回は、新卒・中途入社1〜2年の皆さんにお集まりいただき、会社や業務内容の「良いこと、大変なこと」についての本音を伺った。
そこで見えてきたことは、どの部署も「人間関係の良好さ」「会社にいることの楽しさ」が浮かび上がってきたが、最後のまとめとして採用を担当する佐藤さんに「どんな人に入社してほしいか」などの豊富を語ってもらった。
このような気持ちの人たちが働いている会社なら、良き仲間同士が切磋琢磨していく環境が続いていくだろうと感じる。
佐藤 大学生の新卒は人生に1回しかない、人生のターニングポイントです。それだけにやりがいも大きいですが、私自身が目の前の仕事に追われてこなしているようではダメ。人の人生に関わるんだということを肝に命じ、自分自身余裕を持って丁寧に対応していきたいと思っています。
また、新しく三洋ビル管理に入社してくださる方へのメッセージですが、人間関係が近い会社ですので、それを楽しめる方がまずは良いと思います。とはいえ仕事内容は、地道にコツコツやるものばかりですので、いろんなことを受け入れて頑張れる方が向いていると思います。
いずれにしても、熱い思いのある人、コツコツ作業ができる人、ぜひ私たちと一緒に楽しく働きましょう!