第39話 ゾノ部長に訊く!2026年の傾向〜どうなる!?アライグマ問題〜

「あれ!? このコラムこの間読んだよ」と言われそうなぐらいコラムのタイトルが一緒。いえいえ、よく見てもらいたい。「2026年」の「傾向」と、2個所も文字が変わってるのだ。

ゾノ部長率いるペストバスターズ、今年も“異常”を警戒した備えをしているのだろうか。

今年は一体どんな年になりそうなのか、傾向を聞いてみた。

 

4月が出産時期のアライグマ、
今年も警戒していくべき

昨年のペストバスターズは、アライグマに奔走する1年だった。4月頃、アライグマの相談が相次いで寄せられ、駆けつけてみると屋根裏で何匹もの子どもを産んでいるなど、これまでにはなかった事態が発生していたという。

それは去年だけの特殊な事態だったのだろか──。

「去年はクマの被害なども多く報告されていましたが、それは去年が特別なものではなく、対策をしない限り今後しばらく続くのではないかと考えています」とゾノ部長。

やはり自然環境の変化が生態系にも影響しているのだろうか。とはいえ、人間とアライグマが共同生活できるはずもなく、今年も町中に大量のアライグマが押し寄せてきたら堪ったものではない。

アライグマは攻撃性が高い獣だといわれている。一方で人間を恐れ身を隠す行動もしている。じゃあなぜ町中まで来れるのか……。それは、用水路など地中から低く、身を隠しながら行動できるものがある地形も影響しているのではないかとゾノ部長は分析する。

用水路があるということは、近くに田んぼや畑があるということ。その条件が家の近所にあると、人間に見つからずに行動ができ、食料もあるという条件が揃い、その近くの家の屋根裏あたりを居場所や出産場所に選んでいる、ということも考えられるようだ。

 

「もしかしてうちに!?」と思ったら、
プロにお任せがベストだが……

アライグマは、ネズミのように罠を仕掛けて確保するだけというわけにはいかない。許可を得ていない人が勝手に駆除をしてはいけないと法律で定められているからだ。

アライグマの駆除は、「鳥獣保護管理法」と「特定外来生物法」という2つの法律によって厳しく規制されている。よって、自宅の屋根裏にアライグマが棲息し、体力などに自信があるからといって、駆除に乗り出してはいけない。必ずその許可を得ている業者に依頼することになる。

「しかし、その代金はまちまちです。中にはやらなくてもいい忌避剤を住宅の周辺に撒くなど、多くの費用を請求する業者もあると聞いています。依頼主はできるだけ費用を抑えて、速やかに平穏な日常に戻りたいというのがご希望だと思いますので、その代金はさまざまな会社の見積もりなどで比較検討されたほうがいいと思います」とゾノ部長。

ペストバスターズ率いるイーテックの場合、その代金例がホームページで公表されている。やらなくていいことはやらない、という主義だ。

「願いは、虫も獣も人間と平和に共存できることなんですけど、やはり人間の生活が脅かされる場合は致し方ないこともあります。そうした思いを胸に隠して日々任務にあたっていますよ」

ゾノ部長含め、ペストバスターズの面々は心が優しい!それはずっと取材を行ってきた筆者がよくわかっている。それでも、クマ被害にはじまり、アライグマやイタチなどが町中にやってくる現代、対処を余儀なくされていることをみんなで考えていきたいものだ。

 

4月のアライグマ出産時期も、市民の暮らしの平和を守っていくのである。

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