第17話 キャプテン隊員・ゾノさんにインタビュー①「害虫獣が動き出す時期ですよ〜!みんなで団結して、敵を撃退しましょう〜」

まずはゾノ隊員のことについて。
どうしてペストバスターズに?

── こんにちは、ゾノ隊員! 今日はいろいろお話を聞かせてください。
現在キャプテン隊員としてチームを指揮する立場ですが、
ペストバスターズになったのはいつからですか?

ゾノ 私が23歳の時に前職を辞めて志願しまして、今年で27年になりました。

── ほぼ害虫獣駆除の道に一筋!
しかし、前職ではどんなお仕事だったのですか?

ゾノ 警備会社が提携している防犯機器等の取り付けを行う会社にいました。
電気工事の仕事ですね。
オフィスビルやスーパーなど、
さまざまな施設で電気工事を行っていましたよ!

── その会社を退社された理由はなんだったのでしょう?

ゾノ 仕事内容は好きだったんですけど、電気工事をするには、
オフィスやスーパーなどが営業をしていない時間帯……、
つまり深夜に行うことが多くて、
ちょっと体調を崩してしまったからなんですね。

── そこで選んだ仕事が「ペストバスターズ」。
どんなところが決め手になったのですか?

ゾノ いわゆる“裏方仕事”といいますか、
縁の下の力持ちになれる仕事が私は好きなんですよ。
表面を飾る仕事というより、
裏側にある困り事に携われることが喜びですね。

 

実際ペストバスターズになってみて。
仕事の面白さ、大変はどんなところに?

── ゾノ隊員がおっしゃる、その“裏方仕事”でも、
電気工事の仕事と害虫獣駆除の仕事では作業内容がまったく違いますが、
戸惑いなどはありませんでしたか?

ゾノ そうですねえ、仕事内容自体に戸惑いはありませんでした。
最初は害虫獣の生態から薬剤の名前と効果など、
覚えることもたくさんありますから必死でしたね。
でも5年ぐらい経ってから、本当の意味での難しさを感じました。

── ある程度経験を積んでから感じた「難しさ」。
それはどんなところにありましたか?

ゾノ まず、前職である電気工事の仕事であれば「終わり」がありますよね。
「この機器を適所に正確に取り付けること」が、私のミッションです。
しかし、害虫獣駆除の仕事には「終わり」がない……。
「今回は」できることをすべてやり、コントロールがうまくいったとしても、
たとえばゴキブリやネズミなどは
「知恵」を使って別のルートから侵入することもあります。

── まさしく「いたちごっこ」!
相手にも頭脳がありますから、完璧な駆除は難しいということですね。
しかし、それでは依頼主からは
「まだゴキブリが出る!」となり「どうして駆除できないの?」
という気持ちになりそうですが……

ゾノ おっしゃる通りで、完璧に近い状態をめざすためには、
我々ペストバスターズとお客様がタッグを組む必要があるんです。

 

ペストバスターズとお客様の最強タッグ!
チームで害虫獣に立ち向かうぞ!!

── 「お客様とタッグ」、お客様もペストバスターズに変身して、
一緒に戦いに挑むということでしょうか!(笑)

ゾノ あはは!(笑) そんなことはありませんよ!
お客様には戦いには参加していただきません。
スズメバチ駆除など、危険が伴うものも多いですので、
そこは私たちのように、戦うための備えや知識がある者でないと。

── では、どんな形でタッグを組んだらいいのでしょう?

ゾノ 戦いが終わって「終わり」ではありません。
どうしてかというと、害虫獣は意図せずやってくるからですね。
なので私たちとタッグを組んで、
戦いに協力していただきたいのです。
「害虫獣が好む環境にしないこと」は、すぐにできることと思います。
たとえば、飲食店などの調理場であれば、
生ゴミをはじめとする食べ物を置いたままにしない、
洗剤や水を流すなどして衛生を保っていただく。

個人のお宅では、仏壇のお供え物をやめていただいた例もあります。
ネズミがやってきてかじってしまうことがありましたので。

あとは「害虫獣が入り込む隙間を塞いでいただくこと」
これに尽きますね。

── 大事なことですね!
しかし、入り込む隙間を塞ぐ、とは、
お客様の費用負担も発生するかと思うのですが……

ゾノ そうなんですよね、なのでそこが私たちからも
お願いするのが心苦しい点でもあるんです。
もちろん私たちが見て「ネズミの通り穴だ」とわかり、
私たちの範疇で塞ぐ作業などができる場合もあります。

しかし中には、屋根や配管にできた劣化部分など、
改修工事が必要なものもあります。

こうした大規模な修繕が必要なものは、
私たちでもどうすることもできませんので、
お客様にお伝えしているんですよ。

── そのタッグの団結力の上に、安心できる環境ができるのですね!
最後に、ゾノ隊員にとって、この仕事の喜びとはなんですか?

ゾノ やっぱり一番は「お客様に喜んでいただいた時」です!
「ありがとう」という言葉ひとつで、
私たちも嬉しく、やりがいを感じる瞬間ですね!

── ゾノ隊員、ありがとうございました!
今後もお気をつけて任務にあたってください!

 

敵はいつまた、やってくるかわからない。
これからも見守りは続く。

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