防衛大学校で体力と胆力を鍛え、自衛官として過ごしていた寺坂陽さん。だが新卒で選んだのは、都心大手の管理会社。
分譲マンションの管理棟数はトップクラスという企業に身を置き、洗練された管理ノウハウを学んできたという経歴の持ち主だ。
その後、結婚を機に縁がつながった九州・福岡の魅力に惹かれ、移住を決意。現在は三洋ビル管理のコミュニティ事業部に所属し、分譲マンションの管理業務として理事会・総会支援業務や巡回点検業務、社内のマネージング業務などにあたっている。
今ではすっかり“九州人”として地域に溶け込み、地元に密着した管理業務に日々力を注いでいると語る。
防衛大学校で培った精神力と、大手企業で磨いた知識・経験を武器に、福岡の街と人々の暮らしを支えていく意気込みを訊いた。
目次
大手企業で培った経験を、
三洋ビル管理で活かす
首都圏を中心に分譲マンションの供給は未だ活発で、2025年度の新築分譲マンション供給戸数は21,659戸だという。前年度比こそ2.6%減だということだが、それにしても毎年毎年これだけの戸数が新たに誕生しているのが現状だ。
そんな供給過多の首都圏マーケットにおいて、分譲マンション管理に特化した管理会社は、過去からの継続管理もあり膨大な数を請け負っている。
社内のシステム体制や品質管理が徹底している他、属人的な対応に頼るのではなく、誰が担当しても一定の品質を担保できる仕組みが構築されていることも、大手企業ならではの特徴ともいえる。
新卒で業界トップクラスの管理棟数を所有する大手管理会社に入社した寺坂さんは、そうした環境下で多くの物件に携わりながら経験を積み、管理品質を維持するための考え方を身につけていったのだそう。

仕事に“手触り感”を感じる、
そこに新しいやりがいを見つける
一方で、三洋ビル管理には大手企業とは異なる魅力がある。それを寺坂さんは独特の言い回しにはなるが「手触り感」という言葉で表現する。
「大きな会社であればあるほど部署が細分化されていて、見積もり一つ出すにしても複数の部署との連携が必要になります。でも三洋ビル管理は、部署内の数人で相談しながらスピーディに対応できる。それはそれで、お客様をお待たせする時間がないという最高のサービスだと感じています」とは寺坂さん。
実際に、以前は専門部署へ引き継いでいたような小さな不具合も、巡回中にその場で対応することもあるそう。
また、車両台数の多さも地域密着企業ならではの強みの一つ。
「以前の会社では、車両の台数が限られていたため、自分の手が空いていたとしても駆けつけることはなかなかできませんでした。
しかし三洋ビル管理では、車両の所有台数が多いので、『私が対応します』とすぐに車に飛び乗り、お客様の元へ駆けつけることができるんです。そうした小回りのきくサービスもまた、お客様にとっては不安やストレスの早期解消であったり満足につながることと思いますので、三洋ビル管理に来て改めて『管理とはなにか』を教えられた思いです」
と、より迅速に現場へ向かえる機動力の高さを評価した。現場とのより近い距離に管理会社がある──だからこそ、お客様に真心も届けやすい。そんな“手触り感”こそが、寺坂さんのやりがいにつながっていると語った。

ビル管理会社が行う、分譲マンション管理。
プロフェッショナル集団の対応力
三洋ビル管理の強みを一言でいえば、分譲マンション管理に必要な業務をグループ内で一貫して担えることだ。
現場における管理員の配置、日常清掃はもちろん、建物巡回点検・空調機点検・給排水設備点検・夜間緊急窓口なども、社内で連携して迅速に対応している。
そのメリットは、トラブル発生時の迅速な対応だけではない。自社で一貫した対応が可能なため、情報共有もスムーズで、管理品質の向上や管理費用の透明性確保にもつながっている。
また、三洋ビル管理の特長は、管理業務を机上のやり取りだけで完結させないこと。つまり、現場を知るスタッフが数多く在籍していることも強みだ。
実際にコミュニティ事業部では、お客様から問い合わせがあった際に、「別物件の点検をしている巡回チームに連絡をし、現場確認に行ってもらったり、ドアや照明などの不具合を直してもらっています」と言い、誰もが頼れる知識と技術を持っているのだ。
こうした対応力の背景には、創業以来培ってきたビル管理のノウハウがある。建物を守る技術や現場対応力は、分譲マンションという生活空間の管理にも大いに活かされているのだ。
首都圏の大手管理会社で経験を積んだ寺坂さんも、そうした三洋ビル管理の強みに大きな可能性を感じている一人。
「まだまだ学ぶことばかりです。建物管理という業務そのものはもちろん、三洋ビル管理が大切にしてきた姿勢や文化も吸収しながら、お客様のお役に立てる存在になりたいですね」

第二の人生は九州人として。
「街と会社の未来を見守る」と力強く
寺坂さんは、昨年10月の入社後、コミュニティ事業部 統括兼運営グループマネージャーとして、現場だけでなく組織づくりにも携わる立場にある。
「会社はいま過渡期にある」という前置きのもと、これまでの経験を活かしながら、より効率的で持続可能な体制づくりを進めていきたいと考えているようだ。
「スタッフの誰もがフットワーク軽く、さっと現場に行く姿勢は本当にすばらしいと思っています」としつつ、「でも“とりあえず”現場へ行っていないかといった見直しは急務。本当に必要な場所へ必要な人が向かう仕組みを早急につくりたい。そして、特定の人に依存しない組織にしていきたいんです」
早くもマネージャーのポジションを任された寺坂さんは、業務の向上と高品質なサービスの提供を目指しながら、会社の未来づくりにも尽力している。なんとも頼もしい新規メンバーの登場といえよう。
九州へ移り住んで数年という寺坂さんだが、今ではすっかり福岡の暮らしに馴染んでいる。奥様のご実家家族との交流も活発な上、休日には地元の飲食店を巡ったり、地域のイベントなどにも積極的に参加しているとも。
「結婚するまでは、自分の第二のステージが九州になるなんて思ってもいませんでした。しかし妻の家族との交流が本当に楽しくて、いつからか『思い切って福岡に移住し、これからの人生は九州人として生きてみたい』と思い始めたんです。
東京での生活ももちろん楽しいものではありましたが、今、家族と共に福岡にやってきて『やっぱりこの街が好きだな』と感じます。人との距離が近いところもほっとしますし、食べ物もおいしい! そんな大好きな福岡で、分譲マンションの管理を通じ、皆さんの暮らしをよりよいものにしていきたいと思っています」
首都圏で培った経験と、福岡への深い愛着。その両方を持つ寺坂さんだからこそ、三洋ビル管理の新たな未来を切り拓く存在として期待は大きい。
第二の人生を九州人として歩み始めた寺坂さんの挑戦に、これからも注目していきたい。









