夢を描けなかった3年前の自分…。将来のビジョンが少しずつ見えてきた喜び

疑問にぶつかり、解決することで、知識が深まる

担当するビルの消防設備や貯水槽、空調フィルターといった設備関連の定期点検を中心に、臨時案件として、電気設備の工事や小修繕なども手がけています。

工業高校卒業後、新卒入社してから3年が経過しました。当時は「将来、何がしたい?」という疑問に、自分自身が答えられないまま就職活動を行い、高校の担任の先生が勧めてくれた三洋ビル管理の募集に応募しました。他にも数社候補はあったものの、職場見学の際に目にした現場で働く方々の作業に「自分が学んできた電気関係の知識が活かせる」と感じ、興味を持ったことが、この会社を選ぶきっかけになりました。

入社してからしばらくは、わからないことの連続。ビルの空調設備など、目にすることも初めての機械も多く、点検や工事を行うための知識を頭にインプットするのが大変でした。
現場で学んだことをすべてメモして、わからない箇所は自分で調べたり、先輩に聞いたりしながら少しずつ知識を増やしていく毎日。
それを繰り返し、現場でいろいろな設備に触れることで、少しずつ経験が積み重ねっていく実感を得ることができました。

今はその知識を私より後に入社した後輩に伝える立場になっています。また人に教えることで、自分の知識がさらに深まるという効果も加わって、ようやく仕事のうえでは自立してきたかな、と感じられるようになりました。

失敗を糧にして、人間的にも成長

設備を点検し、壊れていたら修理をする、新しいものと交換するという業務は、それ自体がビルを快適にするための前向きな行動であり、従事している私自身も清々しさを感じる仕事だと思っています。
しかもその仕事により「ありがとう、助かりました」とビルの関係者に感謝されるのですから、とても大きなやりがいを感じざるを得ません。

もちろんここに至るまでには、現場でいろいろな失敗も重ねてきました。
脚立で作業中に危険な思いをしたり、使うべき道具をなくしたりと、今では考えられないようなミスもありました。
しかしそのたびに先輩が優しく指導してくれて、2度と繰り返さないという戒めとして役立てることができました。

今ではたまに地元に帰郷すると、家族や知人から「大人になったな」と言われることがあります。仕事の面で自信がついたこともありますが、例えば言葉遣いや私生活の面でもいろいろご指導をいただいたおかげで、人間的に成長していると評価してくれているのかもしれません。

消防設備関係の資格を増やすことが目標

今は任されている仕事に全力で取り組むことに精一杯で、仕事面での明確な目標を立てることができません。まだ22歳。時間をかけて将来の夢を考えていきたいと思っています。

ただ一つ、はっきりとしている目標は、消防設備関連の資格をたくさん取ること。これまで消防設備士、危険物取扱者の2つを取得していますが、消防設備の仕事は将来的にもなくなることがないので、これからもどんどん挑戦していきたいと考えています。
資格の取得に関しては、会社も手厚くサポートしてくれますし、先輩方も詳しく教えてくれます。それも三洋ビル管理で働くことの大きなメリットだと思います。

これからこの会社に入社したいと考えている方に伝えたいのは、とても仕事がしやすい職場環境であるということ。上司との距離が近く、わからないことは何でも気軽に質問できる関係がつくれるので、仕事に馴染むのは早いのではないでしょうか。
今は私も先輩として、後輩にいろいろと教える立場になりました。これまで先輩たちが自分にしてくれたことを思い返し、新しい会社の仲間を、優しく、温かく迎え入れたいなと思っています。

PROFILE

エンジニアリング事業部
SBMビルエンジニアサービス
大坪魁聖(2019年入社)
第二種電気工事士

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